秘密厳守で近所に知られず売却をするには
不動産を売る際には多くの方が「できるだけご近所に知られたくない」という要望をお持ちです。
今回は秘密厳守でご近所に知られないように不動産を売る方法をお伝えします。
【目次】
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ご近所に知られないように売却するのは難しい?
残念ながら、不動産の売却をご近所に知られずに完結させるのは一般的には難しいとされています。
その理由を以下で見てみましょう。
①広告を打たなければならないから
一般的な仲介による不動産売却では、市場にいる潜在顧客に向けて物件を宣伝する必要があります。
仲介不動産業者は、様々な媒体を駆使して販売する物件を世に宣伝することになりますが、その際にご近所の方が目にする可能性のある宣伝媒体も使用します。
例えば以下のようなものです。
1チラシ
皆さんの家にもよく配布されてくると思いますが、宣伝中の物件を直に市場の潜在顧客に届けることができるので、チラシ配布はよく用いられる方法です。
不動産の宣伝活動では、物件のある所在地を中心にチラシをまくのが基本ですので、ご近所さんの家にも届けられることになります。
チラシ配布を仲介不動産業者が直接行う場合は、相談すれば近所への配布をしないように配慮してくれることもありますが、配布を専門の業者に委託して行うことも多く、その場合は細かい注文は受けてくれなかったり、注文どおりにならずご近所にも配布されてトラブルになることもあります。
2フリーペーパー
地元エリアに流通するフリーペーパーも物件情報の発信によく使われる媒体です。
これも対象物件の所在地周辺に配られるので、ご近所さんの手に届いてしまう可能性が高いです。
またフリーペーパーはご近所さんが行くであろう複数の配布スタンドに置かれますから、例えば銀行や病院の待ち時間に手に取られて見つけられてしまうこともあるかもしれません。
3店頭広告
近所の不動産業者に仲介をお願いすれば、店頭広告でも貼られますから目に留まる機会があるでしょう。
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②内見希望者を受け入れなければならないから
ご近所に知られるもう一つの理由は内見案内です。
物件に興味を持った顧客をその都度内見案内として招き入れなければならないので、ひっきりなしに希望者が訪れます。
知らない顔ぶれがしょっちゅう訪れて家の値踏みをする様子を見れば、ご近所さんも嫌でも気づいてしまいますね。
広告宣伝も内見案内もせずに不動産を売ることができます
ご近所さんの目に触れる宣伝広告と内見案内をなくして売却活動ができれば、秘密裏に売却を成功させることができます。
これを可能にするのが「直接買取」という方法です。
直接買取は市場にいる一般客を探して宣伝するのではなく、不動産業者に直接買い取ってもらう方法です。
宣伝する必要がないので、チラシやフリーペーパー、店頭広告などで売却情報が発信されることはありませんし、内見希望者を案内する必要もありません。
仲介による売却と比べると買取価格が多少下がってしまうのがデメリットですが、誰にも知られずに売却できることと、早ければ数日で売却を完結させることもできる迅速性が大きなメリットです。
直接買取を手掛ける不動産業者の多くは、お客さんが「ご近所に知られたくない」と思っていることをよく承知しています。
ですから、訪問査定で訪れる際などに、「業者のロゴが入った作業着の着用は控えてもらいたい」というようにお願いすれば、業者と分からないように工夫してくれるところが多いです。
相談から買取まで誰にも知られずに済ませることができるので、秘密厳守を希望する場合は直接買取を検討してみましょう。
記事監修者 かながわ行政書士事務所 代表 池田 晴香
行政書士
かながわ行政書士事務所ホームページ:https://kanagawa-gyosei.com/
WEB制作会社に営業として勤務後、学生時代から就職後も続けていた音楽関係の仕事をきっかけに
ラジオパーソナリティー、ナレーション、朗読などの声の仕事を始める。 30代、行政書士の仕事をスタート。
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