不動産業界の闇を暴露!SNSで話題の「裏話」は本当?嘘?プロが徹底解説
不動産業界には、SNSでよく見かける「裏話」や「暴露話」がたくさんありますが、その中には誇張されたものや、完全なウソも混ざっています。たとえば、こんな内容のものをよく見かけます。
「不動産屋はわざと事故物件を隠して貸す」
→ ウソ or 誇張
実際は、宅建業法で「重要事項説明」で告知義務があります。告知しないと大きなトラブルになりますし、ネットの時代なので、バレたら即クレームや裁判。リスクが大きすぎるので、普通の業者はむしろ慎重。
「不動産屋は高い物件ばかりすすめてくる」
→ 半分ホント
営業としては単価の高い物件をすすめるインセンティブはありますが、最近は口コミやGoogleレビューが命なので、無理に押し売りはしにくくなっている。SNSでは「ゴリ押し営業」ばかり話題になるけど、実際は紹介時にきちんと選択肢を出す業者も多い。
「仲介手数料は絶対に半額以下にできる」
→ 誤解 or 誇張
確かに交渉次第で割引するケースはあります。ただ、宅建業法で「報酬額の上限」は決まっているものの「絶対に半額以下にしなければならない」義務はない。SNSでは「交渉すれば必ず安くなる」といった話が広まりがち。
「不動産屋は内見時に“これ他にも希望者いますよ”と言って煽ってくる」
→ 半分ホント
競争原理が働くので、実際に複数の申し込み希望者がいるケースもある。ただ、全くいないのに焦らせるようなセールストークは今はリスクが高く、やりにくくなっているのが現状。
「新築物件は欠陥だらけ」
→ ウソ or 誇張
新築でも施工不良が発生することはありますが、すべてが欠陥住宅というわけではない。SNSではバズりやすいから「手抜き工事だらけ!」みたいな話が広がるけど、実際は第三者機関の検査や保証制度も進化している。
不動産業者の免許番号について
最近気になるユーチューブでいまだに免許番号が古いほうが安心と言っている人がいますが、まったくもって根拠のないことです。特に最近はM&Aなどで古い業者を買収するケースもあり免許イコール業歴が長いと決めつけるは危険です。