離婚したら住まいはどうする?賃貸物件の探し方と契約する方法
日本での離婚数は2018年では208,333件(政府統計の窓口『e-Stat』調べ)と言われています。その為、離婚によるお部屋探しは珍しくありません。
離婚する予定の場合、お部屋探しはどのようにするのが良いのでしょうか。
離婚する場合、賃貸物件は借りられるか
共働きの方らなら収入がありお部屋が借りれますが、専業主婦の場合はどうでしょうか。
賃貸を借りる場合の前提として【家賃を支払えるか】という問題があります。
その為、収入があるかどうか通常に賃貸を借りるのと同等の審査があります。
また、子供が小さい場合には音のトラブルなどが発生しやすく借りることが難しいケースもあります。
専業主婦の場合のお部屋探しはハードルが上がることを考えなくてはなりません。
昔よりも審査が厳しい
以前のお部屋探しでは大家さんに相談をして大家さんの了承を得られればお部屋が借りられることも多くありました。
しかし、最近では賃貸物件の全体を通して賃料未払いの事例も多く、お部屋を借りる際に保証会社を利用することを前提としている物件も増えてきました。
保証会社では主に支払い能力を見られる為、離婚に至る経緯などを説明しても考慮されることは少なくなります。
賃貸の保証会社といっても多くの保証会社がありますが、基本的には不動産会社や大家さんが指定する保証会社を利用するようになります。
入居審査をクリアする方法
収入がある場合には通常通りの審査を受付けてもらえます。
収入が無い場合には以下の方法で審査が通ることもあります。
・預貯金があり数年の家賃支払いが出来る
・離婚後の相手方からもらえる慰謝料などが確認出来る
・連帯保証人の内容がしっかりしている
・連帯保証人予定の方の代理契約
このような審査が出来る物件は限られるため、不動産会社に相談するようにしましょう。
離婚での部屋探しのタイミング
離婚の予定がある場合には早い段階からお部屋探しをするのが得策です。
まず借りられる物件があるか、借りる為の費用はどのくらいか、保証人を用意出来るか、相手方に費用を請求出来るかなど確認をしてから動くことが重要です。
離婚後に慌てて物件を探しても費用や手続きの面で進められなくなることもあるので注意が必要です。
離婚の場合の部屋探しの流れ
離婚による部屋探しの場合でも通常のお部屋探しと同様の手続きとなります。
簡単に手続きの流れを見ていきます。
①物件を探す
賃貸物件を探す方法として不動産のポータルサイトでの検索や不動産会社に来店する方法があります。
②物件の内覧・物件を決定する
内覧等を行い、気に入った物件があれば入居申込書と審査書類などの書類を作成します。
③入居審査
不動産会社や大家さんにより審査が行われます。
保証人がいる場合には保証人を含めた審査となります。
この際には保証人がいないまたは保証会社加入を前提としている物件の場合には保証会社による審査が必要となります。
④賃貸借契約
入居審査がOKの場合、賃貸借契約を結びます。
契約にかかる初期費用などの支払いもこの通常この期間となります。
⑤鍵の引き渡し・引越し
手続きが滞りなく終了すると鍵の引き渡しを受け、引越が出来る状態となります。
インターネットで物件情報を探す場合、詳細が分からず実際に借りられる物件かということが分かりません。
不動産会社へ来店するのも引越理由を説明する必要がある為、抵抗がある方もいます。
また、来店をするのも時間を要してしまい、なかなか相談に行けないことがあります。このような場合には、【不動産会社へネットで相談し探してもらう】という方法があります。
希望条件をリクエストでき、事情を考慮して物件探して提案してもらえます。
いきなり相対して話すこともなく、信頼出来る自分に合った不動産会社を探すことが出来ます。
まとめ
収入が無い場合、希望する条件の物件を探しても入居出来る物件は限られてきます。
その為、引越が出来る物件を確保するということが重要となります。
賃貸では自由に引越しも可能なため、生活が安定した後に再度引越すことも視野に入れましょう。
離婚によるお部屋探しの場合、まず不動産会社に相談することをお勧めします。
必ずしもマイナスな要因ではない為、是非、お気軽にご相談ください。
(関連記事:『主な賃貸物件の設備をご紹介!入居者が欲しい設備と現状を考える』)
記事編集者 センチュリー21アイワハウス 一戸建て、マンション、土地、アパートなどの収益物件の不動産の売却・買取の 不動産に関連した情報やご相談やお悩みについてご紹介致します。 →センチュリー21アイワハウスの編集ポリシー |