2023年12月における川崎市の中古マンション市場と売却のポイント
【目次】
ここ最近では新築マンションの価格が上昇傾向にあり、それに伴い中古マンションの価格も上昇していることが伺えます。川崎市での中古マンション市場はどうなっているかを見ていきます。
国土交通省の不動産価格指数ではどうなっているか
中古マンションの価格は、2013年頃から上昇傾向にあり、近年は特に上昇が顕著です。ここ最近では多少の価格の変動はありますが大きく下落していることはありません。
不動産価格とは?
不動産価格指数とは、一定期間において、不動産の価格がどの程度変化したかを示す指数です。不動産価格は、経済状況や景気動向、金利などの様々な要因によって変動します。不動産価格指数は、これらの要因による不動産価格の動向を把握するために用いられます。
価格が上昇するのはどのような理由があるか
上昇していると考えられる理由
- 低金利による住宅ローン利用者の増加
- 人口減少に伴う不動産需要の拡大
- 首都圏への人口集中による都心部物件の需要増
今後も、中古マンションの価格は上昇傾向が続いていますが、金利上昇や景気後退などの影響により、上昇ペースは鈍化する可能性もあります。
川崎市付近のマンション価格はどうなっているか
川崎市の中古マンションの相場は、首都圏の相場とほぼ同水準で推移しています駅近物件や築浅物件を中心に上昇傾向にあります。特に、横浜駅や武蔵小杉駅などのターミナル駅周辺の物件は、高額で取引されています。
川崎市内の中古マンションの具体的な相場は、以下のとおりです。
川崎区:3,813万円
幸区:4,737万円
中原区:5,512万円
高津区:4,079万円
多摩区:3,622万円
宮前区:4,215万円
麻生区:3,973万円
なお、これらの相場は、あくまでも平均値であり、実際の価格は物件の状態や立地などによって大きく異なります。
川崎市の中古マンションを売る際の注意点とは
中古マンション市場もまだ上昇傾向にありますのでこれを機に売却を検討される方もいらっしゃいます。
これから中古マンションの売却をしようと検討されている方は、売る際に以下の点に注意するとよいでしょう。
売却のタイミングを検討する
中古マンションの相場は、時期によって大きく変動します。売却のタイミングを検討する際には、相場の動向を把握しておきましょう。
一般的に、春(3月~5月)と秋(9月~11月)は、売却に適した時期と言われています。これは、新生活や転勤などのライフイベントのタイミングと重なるためです。
また、オリンピックやパラリンピックなどの大型イベントの開催前は、相場が高騰する傾向があります。
相場を把握する
売却のタイミングを検討したら、次に相場を把握しましょう。相場を把握するためには、不動産会社に査定を依頼するのが一般的です。
査定は、複数の不動産会社に依頼するとよいでしょう。複数の不動産会社に依頼することで、相場感をより正確に把握することができます。
物件の状態を整える
相場を把握したら、物件の状態を整えましょう。物件の状態が悪いと、売れ残りやすく、価格も下がってしまいます。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 内装や設備の汚れを落とす
- 修繕やリフォームを行う
- 収納やデッドスペースを活用する
内覧の準備をする
内覧は、売却の成否を左右する重要なポイントです。内覧の準備をしっかりしておきましょう。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 物件の清掃や整理を行う
- 内覧用のパンフレットや資料を作成する
- 買主の質問に答えられるように準備する
不動産会社と連携する
不動産会社と連携して、売却を成功させましょう。不動産会社は、豊富な経験と知識をもとに、売却を成功に導くためのサポートをしてくれるでしょう。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
- 不動産会社の選定は慎重に行う
- 媒介契約を締結する
- 不動産会社から提案された売却戦略を検討する
また、以下のような点にも注意するとよいでしょう。
- 住宅ローンの残債がある場合は、売却価格で完済できるか確認する
- 不動産取得税や譲渡所得税などの税金の負担額を把握する
中古マンションの売却は、一筋縄ではいかないものです。しかし、上記の点に注意して準備を進めれば、スムーズに売却を成功させることができるでしょう。
中古マンションの売却のポイント
物件を売る際には不動産会社へ売却を依頼することになります。その為、売却を成功させる為には信頼出来る不動産会社を選びかつしっかりと物件を売ってくれる不動産会社を選ぶ必要があります。
不動産会社に相談をしながら売却を進めることが売却を成功させるポイントになりますのでご自身に合う不動産会社を探してみてください。