横浜市青葉区美しが丘のマンションの価格の推移
マンションの売却を検討している場合、自身が所有しているマンションが「いくらで売れるか」ということがまず気になると思います。売主としては出来るだけ高く売りたいという希望は多く、実際にご相談をいただきます。今回は横浜市青葉区のマンションの成約事例をもとに価格の推移を見ていきます。
【目次】
中古マンションの価格はどのように推移しているか
新型コロナウイルスの影響を受け、「なかなか売れないのでは」「買い手がいないんじゃないか」と思われがちですが、実際はそんなことはありません。
ここ最近ではマスコミなどでもマンションの高騰に関するニュースが報道されていますが、今年に入ってからも価格が下落していません。
国土交通省が令和4年4月28日に発表した「不動産価格指数」では2021年12月の段階でもここ最近での伸び率が伸びているのが伺えます。
不動産価格指数とは?
年間約30万件の不動産の取引価格情報をもとに、全国・ブロック別・都市圏別等に不動産価格の動向を指数化した「不動産価格指数」を毎月公表しています。
参照:国土交通省「不動産価格指数」
不動産の取引が活発に行われ、中古マンションの成約価格自体も高値で推移していることが伺えます。
首都圏の中古マンションの動向
公益財団法人東日本不動産流通機構によると2021年の首都圏の中古マンションの取引は39,000件を超え、過去最高となっています。また、成約されているお部屋のへ平米単価も9年連続上昇しています。その為、今の時期での売却は高値で売れる可能性が高くなっていると言えます。
(参照:公益財団法人東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2021年) 」)
横浜市青葉区美しが丘のマンション成約事例
ここで横浜市青葉区美しが丘の中古マンションの成約事例をもとに比較をしてみます。中古マンションは同一マンションの阪急不動産分所のマンションで同一の専有面積のものを挙げてみます。
事例1)令和2年2月成約
平米数:73.14㎡
所在階数:3階
成約価格:6,380万円
事例2)令和3年12月成約
平米数:73.14㎡
所在階:6階
成約価格:7,780万円
上記の成約を比べると価格だけで1,400万円の差が出ています。令和3年での成約の方が高値で物件が動いていることが分かります。
もちろんお部屋の状況や階数、売却事情によっても売却価格には変動が出てきます。しかし、現状で売却をした場合、同等の価格で売れる可能性がある為、より有利に売却が可能と判断が出来ます。
今後の中古マンション売却の懸念点
オリンピック後に中古マンションの価格が下落するのではという見解がありましたが、オリンピック後でも特に大きな影響は出ていません。しかし、これからの市場の変動に関して不動産価格に影響がある内容もありますので懸念点として見ていきます。
生産緑地の2022年問題
生産緑地は1992年に生産緑地法で定められた土地制度で30年間農地・緑地とすることで税制の優遇や相続税の納税の猶予が受けられる制度です。
30年を経過した2022年には生産緑地を解除することで出来る為、多くの土地が売却に出される可能性があります。規模によってはマンションの建設なども出来る為、競合する物件が出る可能性があり、競争をすることで価格が下落してしまう可能性があります。
金利の上昇
金融機関で10年固定などの商品の金利を上げるという話しがあります。金利が低金利となっていた為、住宅ローンの支払いも金利分が低く月々の支払いを抑えられるので買い手はマンションが買いやすく、多少価格が高くてもシミュレーションをすると支払える金額となる為、判断が出来ます。しかし、金利が上昇することで目に見えて住宅ローンの返済額があがるので買い控えとなる可能性があります。
中古マンションの売り時とは
現状では価格の上昇が見受けられますが、このままで推移することは考えにくくなります。自身で納得の出来る価格のうち、物件が古くならないうちに売るということも大切です。売却で迷われている際は不動産会社へ一度ご相談されると良いでしょう。
田園都市線、横浜市・川崎市の不動産売却は是非、ご相談ください。