【市場動向を深掘り】9月の新築戸建て価格の推移

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2024年9月の新築戸建て市場は、地域によって大きく異なる動きを見せました。全体的には、首都圏を中心に価格が下落傾向にあるものの、地域によっては上昇しているエリアも存在します。
 

 
新築戸建て

 

地域別に見る新築戸建ての価格の推移

首都圏では下落基調が続く

首都圏では、東京カンテイの調査によると、9月の新築一戸建て住宅の平均価格は前月比で2.6%下落し、4,493万円となりました。東京都、神奈川県、千葉県など、主要なエリアで軒並み価格が低下しており、下落基調が続いていることがわかります。
 
要因分析
・金利上昇の影響
住宅ローンの金利上昇が、住宅購入意欲を冷やしていることが考えられます。高額な住宅購入を躊躇する動きが強まり、需要が減少していることが価格下落の一因と考えられます。

・新築供給過多
一部の地域では、新築戸建ての供給過多が問題となっています。供給過多になると、競争が激化し、価格が下落する傾向があります。

・経済状況の不安
世界的な経済情勢の不安定さや、国内の物価上昇などが、消費者の心理に影響を与え、住宅購入を先延ばしにする人が増えている可能性があります。
 

地方では地域差が顕著に

地方では、首都圏ほど顕著な価格下落は見られず、地域によってばらつきが見られます。近畿圏では、大阪府、兵庫県、京都府の3府県すべてで価格が下落しましたが、前年同月比ではプラスを維持している地域もあります。
 
要因分析
・都市部への人口流出
地方都市では、都市部への人口流出が進んでおり、住宅の需要が減少していることが考えられます。

・地域経済の活性化
一部の地域では、地域経済の活性化が進み、住宅の需要が回復しているケースもみられます。

・インフラ整備
新幹線駅の新設や高速道路の開通など、インフラ整備が進んでいる地域では、住宅の価値が上昇し、価格が安定している傾向があります。
 

中古市場との比較

新築戸建て市場が下落傾向にある一方で、中古戸建て市場では、首都圏や近畿圏を中心に価格上昇が目立っています。中古戸建て市場は、新築戸建て市場に比べて価格変動が小さく、安定している傾向があります。

 

要因分析
・新築価格の高騰

新築戸建ての価格が高騰しているため、中古戸建てに目を向ける人が増えていることが考えられます。

・リフォームの普及

リフォーム技術の向上や、リフォームローン商品の充実により、中古住宅をリフォームして住む人が増えています。
 

今後の見通し

今後の新築戸建て市場の動向は、金利動向、経済状況、人口動態など、様々な要因によって大きく左右されることが予想されます。特に、金利上昇が長期化すれば、住宅市場全体に大きな影響を与える可能性があります。

金利動向: 金利が上昇すれば、住宅ローンの返済額が増加し、住宅購入を諦める人が増える可能性があります。
経済状況: 景気が後退すれば、住宅購入を控える人が増え、市場が縮小する可能性があります。
人口動態: 少子高齢化が進み、人口が減少すれば、住宅の需要が減少する可能性があります。
 

まとめ

2024年9月の新築戸建て市場は、地域によって大きく異なる動きを見せました。首都圏では価格が下落傾向にあるものの、地方では地域差が顕著です。今後の市場動向は、様々な要因によって左右されるため、注意深く見守る必要があります。

 

参考:東京カンテイ 市況レポート

センチュリー21アイワハウス

 

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東急田園都市線たまプラーザ駅の不動産会社、センチュリー21アイワハウス。不動産売買・賃貸・賃貸管理・建売事業など不動産の様々な分野に取り組んでいます。特に不動産売却や不動産買取(自社買取)は取り扱いも多く、ノウハウがあります。相続、空き家、事故物件などにも対応。不動産・住宅のことならセンチュリー21アイワハウスにお任せください。
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