立地条件が悪い物件は売りにくい。立地条件が悪い物件を売る方法をご紹介
不動産を売却する際には売りずらくなる要因が存在します。さまざまな要因はあるものの駅から遠い物件や生活がしにくい立地などは顕著に売却に反映されてしまいます。
【目次】
この記事では立地条件が悪い物件を売る方法にスポットを当ててご紹介していきます。
立地条件が悪い物件は売りにくい
不動産を購入する際は立地条件が良いことを条件に挙げる方は多く、「駅からの距離が近く、通勤がしやすい」、「スーパーなどが揃っていて便利」などの物件は誰しもが希望する条件でその分ニーズが高くなり価格も上がる傾向にあります。
広さや予算がある為、利便性が落ちる物件に関しては比較的安く購入することが出来ますが、売却の際には上記のような理由からニーズが低くなることがあります。加えて年数が経てば新しい物件が建築されるので競合したり、少子高齢化の影響を受けて今後ニーズが低下してしまうことも考えられます。購入層に「魅力のある物件だ」ということが伝わらなければ売りにくい要因となってしまいます。
「立地条件が悪い」に加えて「築年数が古い建物」は売りにくい
例え立地条件が悪くても築年数が新しい物件は売れる可能性があります。反対に築年数が古い物件に関しては買い手側でリフォームやリノベーションが必要となり費用がかかることや建物に不具合が無いか、まだ住むことが出来るかなど判断する要素が増える為、売りにくい傾向にあります。
その為、売主側で建物の不具合をチェックするインスペクションを行ったり、リフォーム等の費用の分を値引くなどの売主側の努力も必要になるかもしれません。
立地条件の悪いマンションはどうか
マンションは比較的駅から近い、市街地が近い、幹線道路沿いなどの高さのある建物が建築出来る立地に建てられることが多くなります。その為、利便性が良い物件も多いですが中には郊外に立地するケースもあります。
戸建ての場合には管理費、修繕積立金が毎月はかからず、駐車場が確保出来る物件も多い為、主に車を利用する方が探されているケースがあります。なかには2台以上駐車出来るような物件もあり、そのような物件を探している人もいます。
マンションの場合には管理費、修繕積立金がかかり駐車場も借りなければならい場合には月々の支払いが増えることや駐車場の確保が難しいとなると分が悪くなります。また、築年数が古い場合には戸建て同様にリフォームやリノベーションが必要となりますのでその費用も必要となる為、売りにくい要素が増えてしまいます。もしかするとこのようなマンションのほうが戸建てよりも売却がしにくい状況にあるかもしれません。
立地条件が悪い物件は売却が長期化する可能性がある
一般的に不動産の売却をする場合、不動産会社に売却を依頼して仲介をしてもらう形式をとります。依頼された不動産会社は売却をする為に広告や宣伝活動を行い、買い手を探すようになりますが、必ず売れるとも限りません。
相場よりも高く売却している、相場で売却している、相場より安く売却をしているなどさまざまなケースがありますが、仲介では確実に売れるという保証はありません。その為、売れる時期なども確定は出来ないので売却活動が長期化してしまうこともあります。
売主側でリフォームを行えば立地が悪くても売りやすくなるか
買い手にとっては新居となる為、魅力的な要素が多い物件のほうが検討しやすくなります。一番分かりやすいのが価格が安い、価格の相談に乗りますといったケースでもともとの価格が安い場合には不動産サイトでも検索されやすくなりますので多くの方の目に留まりまるでしょう。
他の例としては買い手の中には中古戸建てを探して解体後、新築を建てるケースがあります。この場合、物件を引き渡す際は「売主の費用で建物を解体する」という条件にすると買い手が買いやすくなるので魅力的な要素です。
売主でリフォームをするということも想定出来ますが、あくまで売りやすくするための手段であって、リフォーム費用も上乗せして販売をすると周辺の相場よりも価格が高くなることがあるので売れにくくなることがあります。
相場で売却をする場合でもリフォームは壁紙1つとっても好みが分かれる為、買い手にとってはリフォームをしたことが効果的に働かないことがあります。また、リフォームをすることにより費用は自身で捻出しなければならないことや必ず売れる保証が無いのでリスク
格の相談に応じる方がリスクが無く上手く売却出来るかもしれません。
リフォームを検討する場合には必ず不動産会社や専門家の意見やアドバイスを受けるようにしましょう。
立地が悪い物件も買取ならばすぐに売ることが出来る
不動産を売る方法として仲介の他に買取という方法があり、買取では買い手が不動産買取業者となります。
買取業者に買取をしてもらう場合は以下のようなメリットがあります。
①購入するまでの判断が早く、売却を確定でき、すぐに現金化出来る可能性がある
②購入の申し込みをもらってからキャンセルになるケースが少ない
③直接買取をしてもらう場合は仲介手数料がかからない
④売却後の契約不適合責任を免除出来る
不動産の取引は高額となる為、住宅ローンを組むことが一般的ですが手続きに1ケ月ほどはかかることや住宅ローンが否認されて契約が解除となるケースがあります。一般の方が買い手の場合、購入の申し込みの意思表示があった場合でもキャンセルをされてしまうことがあります。買取業者が購入する場合は余程の事情が無い限りキャンセルとなる可能性は低くなります。
仲介での売却を依頼した場合、成約に至ると仲介手数料を支払わなければなりません。売却価格が1,000万円の場合、仲介手数料は39.6万円(税込)となります。買取業者に直接物件を買取してもらう場合には仲介手数料は不要となります。
仲介で売却をした場合、売主は買い手に対して契約不適合責任を負います。契約不適合責任は契約書類上で申告の無い不具合があった場合に売主が修理をしたり等の責任を負う内容となっています。築年数が古い建物の場合は自身でも把握していない不具合があることがありますので特に注意が必要です。
買取の場合にはこの契約不適合責任を免除することが出来ますので売却後も安心です。
さまざまなメリットがありますが、買取業者は早ければ7日程で売ることが出来る為、売却で悩んだり、内見に対応する為に掃除をしたり日程を調整して対応をするといった手間を無くすことが出来ます。
売却をする際は漠然とでも引越しをする時期を想定されている方が多くなります。買取は引越をしたい時期に合わせて売却を確定することが出来たり、物件を引き渡す時期を調整出来る可能性があるので売主にとって融通の利きやすい売却方法といえます。
良い面ばかりをご紹介しましたが、買取にはデメリットもあります。買取は相場よりも価格が安くなってしまうことがあります。これは買取業者も買取後に物件を販売するなどして利益を上げなければならない為です。
反対に考えると買取業者は物件を買取った後、リノベーションをして販売したり、解体をして新築を建てて販売するというようないろいろなチャンネルを持っている為、立地が悪い不動産でも買取をしてもらうことが出来ます。
まとめ
立地条件が悪い不動産を売却しようとした場合、立地条件が良い物件と比べて不利となってしまいます。しかし、立地が悪かったとしても売れないという訳ではありません。売却方法も1つではないのでどの方法が自身に合うのか考えてみましょう。
どのような方法が自分に合っているのかが分からない場合は迷わず相談をするようにしましょう。相談や査定は無料にて受けてくれるので自分に合った不動産業者を探してみてください。
記事編集者 センチュリー21アイワハウス 一戸建て、マンション、土地、アパートなどの収益物件の不動産の売却・買取の 不動産に関連した情報やご相談やお悩みについてご紹介致します。 →センチュリー21アイワハウスの編集ポリシー |