アフターコロナの不動産市況を読む

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コロナ渦になり早1年半が過ぎ様々な業界が影響を受け、株価とは裏腹にかなり厳しい状況になりつつあると感じる。

アフターコロナ
ところが不思議なことに不動産市況はコロナの始まりこそ動きが停滞していたが、次第に動きが逆にコロナ前より良くなるという現象が関東の一部で見られた。

不動産市況が良くなる地域

まず大きな要因として考えられるのが在宅勤務による絶対的な居住空間に対する要求が増し、また通勤に対する企業の考えが変わりつつ毎日通勤しないのならば郊外の環境の良いところで今より広い家を探す方が一気に増えたため、住宅価格の上昇となったのだろう。

もう一つの要因として売却する物件が極端に減ったのも考えられる。では何故減ったのかを考えると一つにコロナ自粛による不動産売却などを相談する機会が失われ、また中古の場合、人が見に来ることによる感染リスクが考えられ一旦見送る方が増加したと考えられる。

2021年後半から2022年にかけての不動産市場の推察

現在はワクチン接種も進み明らかに売却相談は増加傾向であるため、2021年後半から2022年にかけては潜在的売り物件が市場に出てくると思われる。その為、ある程度価格は落ち着きまた経済が回復するにあたりいつまでも在宅勤務があるのが疑問もあり落ち着いた市場になるだろう。

しかし貸しビル業は飲食やアパレルなどを対象にした物件は、今後空きが激増し相当な賃料調整をしていかなければ以前のような満室経営は厳しいと思われる。また、海の近くや温泉のある東京近郊の半リゾート地もおそらく価格の調整は入るだろう。企業の在宅勤務が当たり前になれば郊外の住宅地はしばらく安定するが、すでに都心回帰も見られるのでしばらくは目が離せないことになりそうだ。

 

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